よりよい日々を

毎日がよりよい日々になるように。本・美術・手芸・素敵なモノや街のスポットについて書いています。

久しぶりに、コロナ禍の図書館に行く

f:id:kunurupu:20200930084042j:plain

数年ぶりに、地域の図書館へ行ってきました。

コロナ禍ということで、いつもと様子が違っていました。

 

図書館の新型コロナウィルス対策

図書館も、なにか新型コロナ対策はやっているんだろうとは思いながら、深く考えずに向かいました。

行って初めて、いろいろ対策が行われていることを知り、驚きました。

 

連絡先の記載

まず、入室する際に、「名前・電話番号・滞在日時」の紙の提出のお願いがありました。

声がけはありませんでしたが、案内と、用紙・鉛筆・ボックスがあって、自主的に行う感じです。

 

この取り組みは、以前にニュースで、「図書館は利用者のプライバシーを考慮しないのかと苦情が来ている」と報道されていて、知っていました。

いやー、図書館にいた記録より貸出カードのほうが、個人の情報つまっているでしょ、そっちはどう気持ちを整理しているのやら?と思います。数年前、新聞社が、村上春樹の高校生時代の貸出カードの写真を報じたことが、問題となったこともありました。

 

本の除菌機

私が訪れた図書館では、新型コロナウィルス流行前より、セルフ貸出機があります。

その横に、やや大きい電子レンジみたいな、本の除菌機が置かれていました。

 

本を借りる際、使ってみたのですが、一度に複数冊を入れることができ、数十秒で完了します。

本を開いた感じで除菌することで、全ページ紫外線で殺菌可能!とのことです…。

 

机と椅子がすべて使用不可

一番驚いたのは、すべての机と椅子が使用禁止になっていたことです。

使える椅子と机が、ゼロなんです。

当初、ちょっとだけ本を読んで借りずに帰ろうかなと思っていたので、できないじゃん!となりました。

 

この図書館は、小規模~中規模の図書館なのですが、前に訪れた際は、新聞や雑誌を読むお年寄り、勉強に励む若者などで、大盛況。

座って本読みたいなーと思っても、机はまず空いていなくて、本棚の隅にある椅子を借りて読みました。

 

椅子や机が使用不可なので、あのお年寄りや若者の姿はありません。

平日の昼間に行ったからというのもあるでしょうが、人が数人しかいない。

 

それは嘆かわしいことなのかもしれませんが、元々、狭い空間に人がたくさんいる、ということがなんだか苦手だった私にとっては、初めてこの図書館で落ち着く感じがしたように思います。

マスクをしていたからかもしれませんが、いつも古臭いにおいがして、それも苦手だったのですが、それも感じず。

 

その他の対策

その他、図書館の新型コロナウィルス対策として、次のことが行われていました。

・入室の際の手のアルコール消毒

・受付のところの飛沫防止のビニール

・貸し出しから戻ってきた本を、3日程経ってから書架に戻す。

・滞在時間は1時間程度を目安に

 

かえって不安になってくるのは

思っていた以上に、図書館でコロナ対策が行われていて驚きました。

 

地域の図書館に行くのは久しぶりだったのですが、美術館に併設された図書館については、コロナ禍で2ヶ所訪れていました。

その2ヶ所でも、連絡票の記載・手指の消毒・滞在時間の制限・飛沫防止ビニールの設置はありましたが、除菌機はなかったですし、椅子・机も置いていました。

 

対策がしっかりとられていると、人間というものは不思議なもので、もっと自分、気にしないといけないんじゃないか?と不安になってきます。

最近、この状況に慣れてきて、自分自身が緩んでいたように思います。図書館の徹底された対策に身が引き締まる思いでした。

 

自宅に帰り、いつも以上に手をしっかりと洗ったのでした。