妊娠9週目の血液検査で、不規則抗体が陽性であることが判明しました。
種類は、M型(抗M抗体)とのことです。
「不規則抗体? なにそれ?」とびっくりし、医師から胎児へのリスクについて説明があり、不安になりました。
今回は、「不規則抗体の陽性」が判明したときのことや、医師からどんな説明があったのかについて書こうと思います。
妊娠初期の頃、ネットで「不規則抗体」について調べても、一般向けの情報があまり見つかりませんでした。
私のように悩まれている妊婦さんも多いと思いますので、私の体験をブログでシェアしようと思います。
※医学的専門知識を有しない者が書いております。あくまでも、個人的な体験としてお読みください。
不規則抗体の陽性が判明する
妊娠9週目の血液検査で、「不規則抗体が陽性」であることが判明しました。
不規則抗体にはいろいろな種類がありますが、私はM型(抗M抗体)でした。
このとき、私は「不規則抗体」という言葉を初めて聞きました。
3人の医師から聞くことになりました
これから書く「不規則抗体」の説明は、私が医師から聞いた話をメモしたものを基に書いています。
私は、最初、ある医師から「不規則抗体」の話を聞いたとき、説明が不十分に感じました。
その後、他の医師にも説明を求め、最終的に3人の医師から話を聞きました。
「抗体価が何倍だとリスクが高いのか」といった基本的なことを知らない医師から、こちらが尋ねなくても知りたい情報を色々教えてくださる医師まで様々でした。
もし、この記事を読んでいる方のなかで、主治医の説明が不十分に感じている方がいるのなら、他の医師にも聞いてみることをおすすめします。
素人の私が書いたメモを基にした記事よりも、詳しい医師から話を聞いたほうがよいと思いますので。
とはいえ、他の人の体験談も知りたいと思いますので、書き進めます。
私が理解している範囲で、なるべくわかりやすく書こうと思います。
不規則抗体とは
「不規則抗体」には、生まれつきのものと、妊娠や輸血などが原因のものがあるそうです。
「生まれつきのもの」については置いといて、「妊娠や輸血などが原因のもの」について、私が理解している内容を書こうと思います。
妊娠や輸血によって、他の人の血液が身体に入ると、それに反応して、血液中に抗体が作られる場合があるそうです。それが、不規則抗体です。
私は今回の妊娠が第1子で、それまで輸血をしたことはありませんでした。
ちなみに、「今回の妊娠が原因で、私は不規則抗体になったのでしょうか?」と医師に尋ねたところ、「それはわからない」との回答でした。
重要なのは「不規則抗体の種類」と「抗体価」
「不規則抗体」といっても、様々な種類があります。
そして、「不規則抗体の種類」によって、赤ちゃんへの影響の度合いが異なるそうです。
私の場合、不規則抗体の種類は「M型(抗M抗体)」でした。
医師によると、「不規則抗体のM型は、胎児の溶血の可能性があるものの、抗体価が低ければ、そこまで心配する必要はない」とのことでした(溶血については後述します)。
M型よりも、リスクが高い種類もあれば、低い種類もあるそうです。
「抗体価」は、簡単に言えば、不規則抗体の量です。
抗体価が高ければ高いほど、赤ちゃんへの影響が強くなる可能性が高くなります。
「不規則抗体の種類」も「抗体価」も、産科の血液検査で確認することができます。
不規則抗体が陽性の妊婦さんは、ご自身の「不規則抗体の種類」「抗体価」はどうなのか、医師に確認してください。
不規則抗体で、赤ちゃんにどんな影響が?
お母さんが不規則抗体であることによる、赤ちゃんへの影響としては、抗体が胎盤を通過し、胎児の赤血球を破壊(溶血)することで、胎児が貧血になったり、むくんだりするそうです。
最悪の場合、胎児死亡もあるそうです。
また、生まれてすぐに、赤ちゃんが貧血や黄疸になる可能性もあります。
「不規則抗体が陽性」であっても、必ずしも赤ちゃんに影響があるというわけではないそうです。
とはいっても、そういったリスクが少しでもあることが心配ですよね。
抗体価を調べた結果
私の診察の話に戻ります。
血液検査の結果で「不規則抗体の陽性」が判明した後、今度は「抗体価」を調べるための血液検査を行いました。
結果、抗体価は4倍でした。
医師によると、「4倍は比較的リスクが低い」とのことです。
抗体価は4の倍数で増えるため、4倍→8倍→16倍というふうに増えるそうです。
M型の場合、妊娠中、抗体価が増加する可能性があるそうです。
そのため、その後も、継続して抗体価を調べるための血液検査を行うことが決まりました。
抗体価が高いと、転院が必要?
私が通っていた産科は、中規模の個人病院でしたが、
「抗体価が16倍になった場合、リスクが高いため、周産期センターのある病院への転院が必要」
と、医師から説明がありました。
周産期センターがある病院となると、大病院です。
私の住んでいる地域の市立病院や大学病院には、そのようなところはなく、遠くの病院への転院が必要となります。
長くなりましたので、続きは別記事で。