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「ミナ ペルホネン/皆川明 つづく」(2019‐2020秋冬観たい展覧会2)

「ミナ ペルホネン/皆川明 つづく」(東京都現代美術館)

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2019-2020秋冬に観に行きたいなと思っていたミナペルホネン展覧会(つづく展)に行ってきました!

 

以下、概要や行ってきた感想などです。

グッズ情報はこちらから

yoriyoihibiwo.hatenablog.com

 

 「ミナ ペルホネン」って?

「ミナ ペルホネン」は、デザイナー皆川明のファッションブランドです。

オリジナルデザインのテキスタイル(布地・織物)による服作りや雑貨、インテリアを手掛けているのが特徴です。

 

オリジナルデザインのテキスタイルのブランドというと、赤いポピーの柄で有名な「マリメッコ」を思い出す方もいるでしょう。

 

ミナ ペルホネンの柄として、有名なのは、「tambourine(タンバリン)」と「choucho(ちょうちょ)」。

  

「マリメッコ」はフィンランドのブランドですが、ミナ ペルホネンも北欧のデザインの影響を受けています。

それはブランド名にも表れていて、フィンランド語で「ミナ」はわたし、「ペルホネン」は蝶という意味です。

 

ミナペルホネン展覧会のネタバレと感想

以下、つづく展のネタバレと感想です。

新鮮な気持ちで展覧会に行きたい人は、読まないほうがいいでしょう。

 

買わない服と布を見るのはすごく楽しい!

つづく展では、買うとか買わないとか店員さんの目を気にせず、思いっきりゆっくり観られるので、とっても楽しかったです。

 

まず、入り口のところで、壁にクッションのような感じに、テキスタイルが飾ってありました。

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(これは撮影可能エリアで私が撮った写真です。閉館前でたまたま人がいなかったので、無人の状態を撮れました)

 

皆川さんのデザインの良さと、刺繍や染めなどの日本のモノづくりの良さが掛け合わさったテキスタイルは、いつまでも観ていられます。

美術館に展示しても、おかしくないアートなものだと思います。

 

その次の「実」の部屋は、「tambourine(タンバリン)」に特化したお部屋。

機械で刺繍をしている映像や、一つの輪に使われている糸の長さに、驚きました。

 

その次の「森」の部屋は、400着以上のこれまでの25年間のコレクションを飾ったお部屋です。

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この部屋が今回展示の中で、テンションが一番あがりました。

出口から入口に簡単に戻ることができるので、

最後にもう一度戻って観ました。 

 

制作年代順であるほうが、時代の変化を楽しめるかと思ったのですが、

意図的に年代順の展示をせず、普遍的な服作りを目指しているミナ ペルホネンの哲学を表しているそうです。

 

デザインから工場、着る人の循環

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その次の「風」の部屋は、映画監督の藤井光が作成したミナ ペルホネンの服を着た人の「日常」を撮影した映像が上映されていました。

多分ワイン造りをされている方が、ミナ ペルホネンのブラウスをお召しになっていて、「うぎゃーなんて素敵な日常なんだああああ」となりました。

 

その次の「芽」の部屋では、デザインの原画と、そのデザインのテキスタイルが飾られ、知っているあのテキスタイルの元は、こういう感じだったのねと面白かったです。

 

その次の「種」の部屋では、これまでのユニークな取り組みとして家具のデザインやデニムの修復などを紹介するとともに、「shell house(シェル ハウス)」という皆川明が構想した「簡素で心地よい宿」の実物大(?)のモデルルームがありました。

「shell house」を見て、昔、テレビ番組で取り上げされた家が「公園の公衆トイレみたい」と批判されたのを少し思い出しましたが、宿としてならアリだと思います。

 

それよりも、この部屋で一番印象に残ったのは、ミナ ペルホネンの会社や提携している工場など、製品が出来上がる過程や働いている人を撮影した動画でした。

ミナ ペルホネンの製品は、皆川明のデザインがよいだけではなく、制作過程に携わる方々の高い技術力によって生み出されるものだと思います。そのことを改めて感じることができました。

 

次の「根」の部屋は、皆川明の新聞の連載で掲載していた原画を展示していました。

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ミナ ペルホネンのテキスタイルのデザインとは、違った味がある絵です。

また、こんな小さい絵を描いているのかと驚きました。

中でも「高揚」という女性が飛んでいるような絵(写真の絵です)が気に入り、あとでポストカードを購入しました。

 

次の「土」の部屋は、ミナ ペルホネンの愛用者が使用している服とともに、その服にまつわるエピソードを紹介しています。

安く、大量に、毎年違うものをといった服の扱いとは異なる、服との接し方にについて思いを巡らせました。

 

最後の部屋である「空」の部屋では、皆川明のインタビュー映像が流れていました。

 

デザインを生む人がいて、それを元に製品を作る人がいて、それを身に着ける人がいて、それを受けて、また、デザインが生まれてという循環がつづく…

この展覧会のパンフレットにもあるように、「モノや人が連鎖し何かを生み出していく生成のエネルギー」ということなんだなと思いました。

 

感想まとめ 

ヴィジュアルだけを楽しんでもいいし、ミナ ペルホネンの哲学を楽しんでもいいし、

色々な楽しみ方がある展示だと思います。

所要時間は2時間くらいでしょうか、大好きな人はいつまでもいられるでしょう。

 

また、混雑具合ですが、雨の日の平日ということもあって、

人が少なく、全くストレスなく観られました。

 

今回の展示を観て、「布や洋服を展覧会で観るの、楽しい!」ということを実感し、他の布ものの展示を観に行きたくなりました。

 

また、やっぱりミナ ペルホネンのワンピースほしい!と思いました(笑)。

といっても、私にはなかなかハードルが高いので、とりあえず、雑貨を買って帰りました。

 

展覧会のグッズ情報

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