上野の東京国立博物館で行われている創立150年記念 特別展「国宝 東京国立博物館のすべて」(国宝展)に行ってきました。
これから行く人や気になる人にむけて、実際行ってみて感じた、混雑状況・所要時間などを書こうと思います。
やっぱり混んでいて、所要時間は90分で足りるのかな?という印象です。
混雑状況
国宝展の混雑状況、結論からいうと、やっぱり混んでました!
ちなみに、国宝展が始まって数日後の「平日14時頃」行きました。
(注)始まったばかりということもあって、余計に混んでいた可能性があります。
普段あまり混雑しているところへ行かない私は、人で酔いそうになるくらいの混雑具合でした。
毎日満員電車で通勤・通学している人は、このくらいの混雑は慣れているのかもしれません。
人気のない展示物以外は、どの展示物の前にもお客さんがいる感じです。
とくに、絵巻物・書・刀・浮世絵など、近くで観たほうがよい展示物の前は長い列になっていました。
人と人の間から観るのもちょっと難しいくらい、密でしたね。
浮世絵は隅に展示されていたので、大渋滞で縦に3~4列くらいにはなっていたように感じます。
入場待ち
国宝展の入場待ちですが、時間帯によってかな思います。
「チケットに指定された入場開始時間」より、後ろにずらして行くのがよいのかなと。
「13時半から入場できるチケット」を持っていましたが、ずらして14時過ぎてから入場したため、入場待ちはありませんでした。
逆に、外で「14時半からの入場できるチケット」を持った人たちが列をなしていたのを見ました。
特設ショップの混み具合
特設ショップもやっぱり混んでいましたね。
お客さんがやや減ったと感じたときでも、半分以上の商品は先に見ているお客さんがいるので、その人を待っている感じだったかなと記憶しています。
通路が狭いので、通り抜けるのもちょっと面倒でした。
目録のみ買えるレジが別に設けられていましたが、レジも並んでいました。
それでも上野公園のスタバの列に比べればマシで、「5分もしたら自分の順番来るかな?」くらいの列ではありましたが。
所要時間
国宝展の所要時間ですが、公式では展示室&特設ショップの滞在時間は「90分」が目安みたいです。
「密になると困るから、所要時間90分で観覧してね」ということみたいです。
ちなみに、私の実際の滞在時間もだいたい90分くらいになりました。
でも、その滞在時間って、刀剣のコーナーを省略した時間なんですよね。
1つの展示室が刀剣のコーナーになっていたのですが、興味があまりない&かなりの混雑でスキップしました。
また、特設ショップでなにも購入していないので、レジ待ちもしていません。
それほど丁寧に観たわけでもないのに、所要時間90分。
「展示物が多い」&「展示物の前の待ち列がある」ため、じっくり丁寧に観ていたら、半日でも観ていられそうな感じがします(?)
「滞在時間90分」は、ややハイスピードで観覧しないとクリアできないかなと思います。
国宝展行くべきかどうか?
まず、混雑しているところには行きたくない人は、よくリサーチしてから行ったほうがよいです。とりあえず、私が行ったときはおすすめできないほど混雑していました。
私みたいなミーハーな美術ファンは行ったら楽しいと思います。
美術や歴史の教科書に出てくるような作品がたくさん観られるので。
それと、あまり東京に行く機会が無い人も、国宝を一度にたくさん観られるのは有難いことなのかなと。
この本を読んで、企画展に対してやや批判的な気持ちを抱くようになったものの、「国宝をたくさん観られる」という謎のお得感には負けちゃいますね。
混雑していてじっくり観るのはちょっと難しかったので、じっくり観たい方は企画展ではないときに観に行ったほうがよいのかなと思います。
感想
私自身は行ってよかったなと思います。
東博150年の歴史だけではないんですよね、もっとむかしむかしの人たちから大切にして受け継いできたからこそ、この素晴らしいものたちが今、私の目の前にたくさんあるんだなと感動しました。
いつもは興味があまりなくてきちんと観てこなかった書も国宝になるようなものは、私でも良さがわかるんだなと発見がありました。
あとは民藝に興味があるので、きっと柳宗悦はこういう美術品を批判していたんだろうなという、お国主導の「美術」も感じ取ることができて興味深かったです。