よりよい日々を

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はっぴいえんどが好きです。

はっぴいえんどが好きです。

はっぴいえんどは、細野晴臣、大瀧詠一、松本隆、鈴木茂らによって結成されたバンドグループです。

Wikipediaの情報を見ると、「はっぴいえんど」として主に活動していたのは、1970~1972年のたった2年だけ。

今回は平成生まれの私が何故はっぴいえんどを知ったのか、どういうところが好きなのかを書こうと思います。

音楽の知識に乏しい人間が書いてますので、ご容赦ください。

 

はっぴいえんどに出会うまで

私は平成生まれで、学生のときのカラオケでは、ポルノグラフィティ、BUMP OF CHICKEN、YUKIやHYなどを周りの誰かしらが歌うといった年代です。

 

高校生の頃、私は友達が勧めてくれたCDを聞いてみて、「流行っているし、確かにいい曲なんだろうな」と思うものの、自分が好き!と思う歌手やバンドには出会えずにいました。

 

その頃の私が、勉強中に一番よく聞いていたのは、クラシックでした。

両親は、懐メロを聞く習慣がなく、車ではその時々に気に入った洋楽を聞いていました。

 

私は、夏目漱石や福永武彦など、現代の作家よりも昔の作家の書く小説が好きだったので、音楽も昔のもののほうが自分の耳に合うのではないかと、ぼんやりと思うようになります。

クラシックほど古くなくても、たとえば数十年前の曲の中に、自分の好きな音楽があるのではないかと期待を抱くようになりました。

 

YouTubeと岡林信康

YouTubeでいろいろな音楽を聴き始めたのは、大学生のときからだったと思います。

 

権利の問題もあると思いますので、一概に、YouTubeで音楽聞くの万歳!とは言い切ることはできません。

でも、YouTubeがなければ出会わなかった曲が沢山ある私にとっては、YouTube様様です。

関連動画でどんどん他の曲を聞けますし、自分の好みでなければすぐにスキップできます。

 

YouTubeで、いろいろな歌手・バンド、曲を知りました。

YouTubeによって、GSのオックスの人気に驚いたり、結婚する前の荒井由美の歌の暗さが好きになったり、デビューしたばかりの安全地帯に今と変わらない玉置浩二の歌唱力を感じたり、イカ天のバンドや戸川純を知って当時の視聴者のことを思ったり、森田童子や浜田省吾は素顔が見えないのだろうかと考えたりしたのでした。

 

そうした中で、大学生のときに出会ったのが、岡林信康でした。

 

YouTubeの動画で、岡林信康の「私たちの望むものは」のライブ映像を見た時、なんてかっこいいのだろうと感じたのです。

勿論、それは歌の力の強さによるものなのですが、バックバンドの演奏もかっこよい!と感じました。

その動画の概要欄で、バックバンドが「はっぴいえんど」であると知ります。

それが、私が初めて「はっぴいえんど」を意識して聴いたときでした。

 

その動画のコメント欄でも絶賛されている「はっぴいえんど」がどんな人たちなのか気になりました。

YouTubeで「はっぴいえんど」を検索すると、「風をあつめて」の動画が一番上に表示され、すぐに聴きました。

そして、「あー、これ、CMで聞いたことある」「いい曲だな」「古い曲なんだけど、古臭さがない」という感想を抱きます。

さらに、はっぴいえんどの他の曲を聴いて、どんどん好きになりました。

 

はっぴいえんどのどこが好きか

ある曲のどこが好きかを言葉で表現するって難しいよな、と思うのです。

それでも、はっぴいえんどのどこが好きか、どうにかこうにか書こうと思います。

音楽的知識に詳しくない人間が書いているので、的外れなことを書くかもしれません。

 

まず、はっぴいえんどの歌詞やメロディーのシンプルさが好きなのかもしれません。

「風来坊」は、「風来坊」を何度も繰り返す歌詞で、メロディーも繰り返しが多い曲ですが、好きな曲の一つです。

単純であることによって、「ふらり ふら ふら 風来坊」という歌詞が生きてくるように思います。

YouTubeのコメント欄で、「はっぴいえんどは、日本のビートルズだ!」という書き込みをたまに見かけますが、歌詞とメロディーのシンプルさと、ボーカルが3人いることから、そう思われるのかな?と思います。

 

 

一方で、歌詞が文学的なものも好きです。

「かくれんぼ」は、歌詞の暗い雰囲気も、ベースやドラムの雪景色を感じさせるような演奏も好きです。

「「君が欲しい」なんて言ってみて 裡でそおっと滑り落とす」ってどういう精神状態なんだろう、と考えてみたりします。

 

 

歌詞の意味がないような、言葉遊びの曲もいいですね。

「はいからはくち」は最初聞いたときに、歌詞がへんてこで、なんだこの曲と思いましたが、今では好きな曲の一つです。

はっぴいえんどの曲は、ほとんどが日本語で歌詞が書かれているのも、私が好きな理由の一つだと思います。多分、英語の歌詞だったら、ここまで惹かれなかったかもしれません。

 

 

それと、音がとってもいいように感じるのですが、気のせいでしょうか。

「はいからはくち」をステレオ再生し、イヤホンで聞いていると、右から左へ太鼓が移動しているように聞こえます。そして、油断していると、右から話しかけられ、びっくりします。

ステレオの音の差をふんだんに使っているから音がよく聴こえるのか、それとも本当に音がよいのか、詳しくない私にはよくわからないのです…。

 

 

歌詞だけでなく、演奏も好きなのですが、私の語彙力だとうまく言葉にできません。

他のバンドでは、ボーカルだけが目立って、他の人達は影のような存在に感じてしまうことがたまにあります。

はっぴいえんどはボーカルだけでなく、演奏が生き生きとして、豪華で盛り沢山な感じがします。

とくに鈴木茂のギターがかっこいいですね。

また、ギター、ドラム、ベース以外の楽器、たとえば、太鼓・鐘の音・キーボード・オルガン・タンバリン・マラカスなどを、その曲によって効果的に使っているのが面白いです。

 

 

ボーカルの声の感情のない感じも好きかもしれません。

感情を感じさせない歌い方であることが、古臭さを感じさせない理由の一つではないかと思います。

一方で、「颱風」の狂気を感じさせるような笑いとかも好きですね。

 

とだらだら、私とはっぴいえんどの出会いと好きなところについて書いてきました。

書き足りない感じがしますが、書いたって読んでくれる人いるのかしら。

 

 

急にはっぴいえんどのことを書く気になったのは、こちらの本が発売されたことを知ったからです。

 

単純に音楽が好きなだけでもいいかもと思う自分がいると同時に、好きなのだからこそどういう環境下で生まれた音楽なのか気になると思う自分もいます。

 

また、気が向いたら、他の好きなバンドについても書こうと思います。