よりよい日々を

本と美術と考え事などをとりとめもなく

誠品生活に行って、タロー書房で本を4冊買って帰りました

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2019年9月27日、東京・日本橋に商業施設「COREDO室町テラス」がオープンしました

室町テラスに入店したテナントの中で、特に注目されているのが、台湾発の「誠品生活」です

 

オープン前に出店のニュースを聞いて

「せいひんせいかつ? なんか、字面からして、無印良品みたいな感じかな」

「最近、台湾人気だね。このペースでタピオカのお店が増え続けたら、50年後には国土の半分は…」

「近くのCOREDO室町に入っている「タロー書房」はどうなるだろう?」

と感想は様々だったと思います

 

私は、以前、香港・尖沙咀の「誠品生活」に行って、とてもよかったという思い出があり

オープンをとても楽しみにしていました

 

オープン初日の27日夜に「誠品生活」に来店し、一通り見ましたが

結果、本を1冊も買わず

その代わり、近くの「タロー書房」で本を4冊買って帰りました

 

なぜこうなってしまったんだろうと思いながら、電車に揺られ

本4冊を抱えて、家に帰ったのですが

そのもやもやを消化すべく、ぐだぐだ書こうと思います

 

**誠品生活って?**

「誠品生活」は、台湾の大型書店チェーンです

台湾に約40店舗、香港、中国・蘇州に店舗があり、日本には初出店です

 

「書店を中心としたライフスタイル提案型店舗」というように、本だけでなく、雑貨を販売しているのが特徴です

 

尖沙咀店と日本橋店しか見ていない私が説明すると、平積みで本が多く並び、様々な良質な雑貨が一緒に売られているイメージです

 

店内写真を見ると「代官山とかにある“おしゃれ蔦屋書店”に似ているぞ!」と思う方もいるかもしれませんが

オリジナルは誠品生活のほうでTSUTAYAがお店作りの参考にしたそうです

 

**尖沙咀店で見た誠品生活**

数年前、香港・尖沙咀(チムサーチョイ)にある「誠品生活」に行きました

 

店内のレイアウトが、代官山や二子玉川にありそうな感じで

入店した際、「ここ、日本のチェーン店じゃない?」と勘違いさせるくらいでした

 

また、これは香港だからかもしれませんが

本の品揃えが国際色豊かに感じました

英語、中国語の本は勿論、日本語の本も少しありました

 

驚いたのが、その頃、日本でベストセラーになっていた恋愛小説が

すでに中国語で翻訳されて、日本と同じように目立つところに面陳されていていたことです

他にも日本の書籍を中国語に翻訳したものが、いくつか並んでいました

 

一緒に販売されていた素敵な雑貨よりも

たくさん平積みされていた本のほうが印象に残っています

 

同行者も私も、英語や中国語の本をスラスラ読むほど語学は得意ではありませんが

時間を忘れ、本を眺めていました

 

本のテーマ、カバーや中身のレイアウトも、やはり日本の書籍とは異なり

言葉がちゃんとわからなくても、見ていて面白かったです

勿論、立ち読みだけでなく、本を買って帰りました 

 

「誠品生活」は台湾発ということで

そのまま中国語の本を日本で売るのは難しいでしょうけれど

何かこれまでの日本の書店にはない

新しい文化を私たちに教えてくれるのではないかと期待していました

 

まぁ、こんな、まどろっこい前置きをしたのは、このあと辛口な感想が続くためです

 

**誠品生活・日本橋店に行ってみて**

オープン初日に来店した感想です

 

1.洋書が少ない

まず、洋書(ここでは、英語・中国語の本のこととします)はあるけれど

とても少ない印象でした

 

ないわけではないけれど

たまにここが「誠品生活」であることを忘れない程度に洋書がある印象でした

 

たまたま表紙が気になった洋書は

透明なカバーで覆われていたものが多く、中が確認できません

洋書は、買い切り販売でしょうから、ベタベタ触られて汚されても困るのでしょう

だからといって、中身が見れない洋書をだれが買うのか不思議です

 

もっと洋書が見たかったという思いもありますが

それが売上に結び付くのかと問われると

難しいかもしれないなと思うので自分勝手な期待であったのですが…

 

2.本が探しにくい

本がとても探しにくいです

こんなに探しにくい本屋さんは久しぶりでした

なぜ探しにくいかというと

それぞれの本棚の表示が「散文」「趣味」くらいしかありません

さらに細かいインデックス(見出し板)がないのです

 

たとえば、レシピの棚は

あのくらいの量の本がある本屋さんなら

「お弁当」「パン・お菓子作り」などと

見出し板があるところが多いです

 

「誠品生活」では見出し板がなく

「レシピ本」という棚(名称は違いますが)にある大量の本から探すしかないです

見出し板に慣れていると探すだけで気が滅入ります

 

文庫本も普通の書店なら

新潮文庫だとか出版社ごとの表示がありますが、それもないです

 

また、平積みされているのが通路や一部の箇所にまとまってで

それぞれのコーナーの本棚は、基本的に、本は棚差しで並び

面陳は場所によっては殆どなく、メリハリがありません

 

見出し板がないことや棚差しが多いことによって

先入観を持たずに本を見るということはできるかもしれません

 

写真を撮ってインスタグラムにあげるのにも

見出し板がなく、ずらっと本が並んでいるほうがよいかもしれませんが

本当に本が探しにくいです

 

検索機はありますが

反応が鈍く、おしゃれのおの字もない平凡な画面

 

検索機が本棚の中段にあり、検索機の下にも本を並べてあって

なんだか、その本たちがかわいそうな感じがします

 

他にも、本棚の下にストッカーがなく、下段の本がかなり下にあり

通路が狭く、お客さんも多いので

本が見にくいし、早く汚れやすいのではないでしょうか

 

3. そのほか

クラシックのようは曲がBGMで流れていて、音量が大きく

私はもっと静かに本を見たかったです

 

また、誰か一人でもそこで本を見ていると

大きな迂回をしないと向こう側にいけないというような通路が狭いところがあり

レイアウトミスじゃない?と思ったりしました

 

わー、結構辛口かもしれませんが、思ったままを書いています

 

**その後、タロー書房に行きました**

誠品生活オープン記念だし

日本でがんばってほしいから

本でも雑貨でも何か買うぞ!と意気込んでいた私ですが

欲しい本も雑貨もとくになく

ただ、人ごみに疲れて、帰路へ

 

途中で「タロー書房」の前を通りかかり

本を買いたい欲はあったので入店

 

これといって買う目的の本があったわけでもないのに

初対面の本で「この本、気になる!」というものが4冊あり

「増税前だし、いいよね」を合言葉に、買って帰ったのでした

 

「タロー書房」は、売り場面積は「誠品書店」よりも狭いですが

選書のよさか、レイアウトのよさか、自分に合っているのか

ふらっと立ち寄ったときに、この本欲しいと気になる本が多い感じがします

 

今回買った本を今読んでいるところですが大変面白く

「タロー書房さん、ありがとう!」という感じです

 

「誠品生活」については、辛口意見を書いてしまいましたが

好みは人それぞれなので

私には合わなくても、このスタイルが好きって人もいることでしょう

 

あれだけ本が並んでいて

見出し板や文庫本の出版社の表示がないスタイルも

ある意味、新しい文化であると思います

 

台湾カルチャーを伝えるということで他の書店との差別化ができていますし

雑貨や喫茶も豊富で、写真に撮って素敵な感じがする場でもあり

普段書店に来ない層が本に触れる場としてよいのかもしれません

 

いろいろ書きましたが、私は本屋さんが大好きなので、どうか一人でも多くの方が本を買って

「誠品生活」も「タロー書房」も元気に営業していってくれるとうれしいなと思います