「サギ男(アオサギ)って手塚治虫と江戸川乱歩?」のつづきです。
今回は、創作の世界は死なないという話と小惑星ベンヌがあるらしいという話です。
↓前回の記事
創作の世界は死なない
サギ男が手塚治虫、江戸川乱歩、不死鳥をモチーフにしていて、さらに大ウソつきということで、サギ男は「創作の世界は死なないこと」を表しているんじゃないかと思いました。
人は死ぬけど、名作はずっと後世まで残るんですよね。
勿論、創作だから大ウソなんだけどね。
映画「君たちはどう生きるか」は創作の世界が与える影響のことを描いている作品だと思っていて、詳しくは別記事で書こうと思います。
ヒミの火の意味は再生
それとヒミの火の意味がよくわからなかったのですが、アオサギ=ベンヌ(不死鳥、火の鳥)と合わせて考えると、火は再生を意味していたのかなと。
当時のエジプト人は、太陽神ラーに従うベンヌはヘリオポリスのラーの神殿で燃やされている炎へ毎夜飛び込んで死に、毎朝その炎から生まれると信じていた。ベンヌはすなわち、毎夕に沈み毎朝昇る太陽を象徴していた。
(フェニックス - Wikipedia より引用)
最初、火事で亡くなったのに火の使い手って、なんか釈然としなかったんですよね。
でも、火の鳥のイメージから火を解釈し直すと、眞人のお母さんは物語の世界で永遠に生きているのかもしれないなと思いました。
ベンヌという小惑星がある
ベンヌについて調べていて面白いなと思ったのが、ベンヌという名をつけられた小惑星があること。
この数年で、この小惑星に関する研究が進みました。
2021年8月、2300年までにベンヌが地球に衝突する確率は、2014年の研究結果から得られた2700分の1とする確率よりも高い、1750分の1であるとする研究結果が発表された。
(ベンヌ (小惑星) - Wikipediaより引用)
つまり、将来的に地球に落ちてくる、隕石になる可能性があるとのことで、映画に出てくる「石」を連想させました。
創作の世界は死なないといっても、隕石落ちてきたら人類滅亡するかもしれないじゃん…というとりとめもない話でした。
今までの宮崎駿監督作品で表されてきた「自然対人間」の構図が、今回こういうところで出てきているのでしょうか…どうなんでしょうね?