群馬を代表するお弁当「峠の釜めし」と「だるま弁当」。
どちらも容器がかわいいですよね。
今回、「峠の釜めし」と「だるま弁当」を食べ比べてみました。
みなさんは、どちらが好きでしょうか?
峠の釜めし
「峠の釜めし」は、群馬だけでなく、日本を代表する駅弁といってもいいかもしれません。
益子焼の容器が特徴で、発売開始から60年経った現在も人気があります。
焼き物の容器は、旅行客の要望がきっかけ
「峠の釜めし」誕生のきっかけは、旅行客の要望でした。
峠の釜飯を作る荻野屋は、群馬県・横川駅前のお弁当屋さんでした。
社長自ら、列車の旅行客に、どんなお弁当がよいかを聞いたところ、「あたたかくて、家庭的な楽しいお弁当」という要望が多いことを知りました。
その要望に応えようと、益子焼の土釜に入った、温かくて美味しい「峠の釜めし」が開発されました。
それまでの駅弁の常識をくつがえす「峠の釜めし」は雑誌に紹介されるなど、有名になり、現在に至ります。
峠の釜めしの中身は?
具材は、うずらの卵・栗・ごぼう・杏子・椎茸・たけのこ・鶏肉・紅生姜・グリンピースです。
具の下は、炊き込みご飯。香の物のセットがつきます。
煮物が美味しいですね。
杏子や栗は意外な組み合わせでしたが、煮物に合う感じがします。
カロリーは、756Kcal。
峠の釜めしの値段
「峠の釜めし」の価格は、税込1,100円です。
1,100円のうち、容器代がいくらなのか、ちょっと気になってしまいます。
だるま弁当
真っ赤なだるまの容器が、かわいいだるま弁当。
高崎市郊外に少林山達磨寺があることから、だるまの形なんだそうです。
昔は陶器の器だったのだとか。
昔のだるま弁当(?)陶器製だしこのツラ。 pic.twitter.com/qWBvrfBI9N
— 太一 (@7amaiki) January 9, 2017
陶器は、「激シブ」ですね。
でも、陶器の容器も欲しいなぁ。
「だるま弁当」は「峠の釜めし」の影響を受けたのでは?
「だるま弁当」の販売開始は、1960年。
「だるま弁当」は、1958年販売開始の「峠の釜めし」に影響を受けたのかな?と思います。
「峠の釜めし」は1958年に販売し、同年に雑誌に取り上げられるなど、人気が出ています。
真偽は不明ですが、人気の「峠の釜めし」に対抗して、「だるま弁当」という陶器のお弁当を作ったのかもしれません。
中身もやや似ていますが、鶏めし弁当は「峠の釜めし」登場前からあるので、どちらも鶏めし弁当の変化形なのだと思います。
1973年に、「だるま弁当」は、「激シブの陶器」から、「親しみやすいダルマのプラスチック容器」になり、オリジナル度も高まりました。
だるま弁当の貯金箱、いくら貯まる
「だるま弁当」の容器は、食べ終わった後、貯金箱にできます。
500円玉でおよそ27万円貯まるのだとか。結構、貯まりますね!
具沢山な駅弁
蓋を開けると、彩り鮮やか。
具材は、山菜・竹の子・椎茸・鶏肉・鶏のゴボウ巻・花豆煮・こんにゃく・栗・山くらげ・小ナス漬け・山ごぼうです。
ご飯は炊き込みご飯。
とくに、鶏のゴボウ巻きが美味しかったです。
カロリーは、626Kcal。
だるま弁当の値段・販売店
「だるま弁当」の価格は、税込1,100円。
「峠の釜めし」と同じ値段です。
高崎駅・横川SA・東京駅・上野駅・大宮駅などで販売しているようです。
「峠の釜めし」「だるま弁当」食べ比べた結果…
食べ比べてみて、味にまとまりがある「峠の釜めし」のほうが私は好きでした。
いろいろなおかずを食べたい方は、おかずの種類が豊富な「だるま弁当」のほうがよいかもしれません。
また、容器ですが、「だるま弁当」の容器はプラスチックなので、持ち帰り&捨てるのが楽です。
もちろん、捨てずに、洗って貯金箱にも使えます。
「峠の釜めし」の容器は、下に穴をあけて、植木鉢にしている人もいるみたいですが、ドリルなど工具が必要ですね。
値段は、両方とも税込1,100円。
カロリーは、「峠の釜めし」のほうが高いです。
みなさんは、「峠の釜めし」「だるま弁当」どちらがお好きでしょうか?