名作の照明特集で、決まって紹介されるイサムノグチのAKARI(あかり)。
私も「AKARIのペンダントライトを買おう!」と思ったですが、一つ問題が…。
結果、イサムノグチのAKARIのような灯りを購入することにしました。
ペンダントライトとは、天井からつるす照明のことです。
イサムノグチのAKARI 暗い問題
私が調べたところによると、イサムノグチのAKARIのペンダントライトは1灯なのです。
いろいろな種類があるので、もしかしたら、そうじゃないのもあるのかもしれませんが、調べても調べても、検索結果に1灯のものが出てきます。
1灯とは、一つの電球で照らすということ。
照明に詳しくない私ですが、なんとなく、暗くない?と思ったのです。
我が家だと、1灯で照らしているのが、お風呂場・脱衣所・トイレ・玄関とか、狭い空間だったり、暗くても差し支えない場所です。
私がAKARIを使用したい部屋は、4.5畳の和室。
主に寝室と読書に使っている部屋です。補助の照明を置けばいいのかもしれませんが、狭いし、大きなスタンドランプを追加で置くのは難しい…という感じ。
それに、数年以内に多分引っ越しをするので、引っ越し先で6畳の部屋とかにつけることになると、さらに暗くなるんじゃ…と心配。
でも、AKARI、和室の寝室にちょうどよさそうなんだよなと諦められず…。
1灯は、そもそも本当に暗いのだろうか?を調べました。
4.5畳・6畳に1灯は暗いのか
たとえば、100wのE26口金のLED電球をつけると、明るさは1520lm(ルーメン)くらい。
「なんだ、ルーメンって?」という感じなのですが、明るさの単位なのだそう。
「この部屋に、ルーメンがどのくらいあればよいのか」という基準は、一般社団法人 日本照明工業会が定めた「LED照明器具の適用畳数」というものがあります。
LED照明器具の適用畳数について | 始めよう!あかりの省エネ | JLMA 一般社団法人日本照明工業会
リンク先の「LEDペンダントライトの適用畳数の表示基準」の表を見ると、
~4.5畳 1,980~2,879lm
~6畳 2,430~3,329lm
となっています。
つまり、この基準だと、「AKARIに、100wのLED電球をつけたとしても、4.5畳・6畳どちらでも暗い」と結論づけることができます。
100wで1520lmでしたからね。
販売サイトによっては、AKARIに60wのLED電球をつけることを推奨しているようなんですが、それだと、810ルーメンくらいです。もっと暗いです。
ただ、明るさには好みがあるので、必ずこの基準を守らないといけないかというと、そうでもないと思うのです。
勉強部屋と寝室では、求められる明るさも違いますし。
私自身も、夜は明るすぎないところで過ごしたいという気持ちがあります。しかしながら、やっぱり明るくしたいと思ったときの保険も欲しいし…と悩みました。
ノグチイサムが、2灯や3灯のAKARIをデザインしてくれたら、よかったのに思うのです。
【出した結論】AKARIのような別ものを買う
私は悩みの中、ひたすら検索をしていました。
そして、見つけたのです。
こちらの会社で出している商品は、2灯や3灯のタイプもあるので、私の希望にぴったりです。
正直、イサムノグチのAKARIだから欲しいという気持ちも少しありましたが、
それより何より、寝室で天井を見上げた時にまぶしくない照明が欲しい、でも、シーリングライトは嫌だ、つまらないから!
と思ったのが、今回、照明を探した一番の理由でした。
これまで、引っ越し前から部屋についていた照明器具を使っていて、それは丸型蛍光灯がむき出しのタイプなので、寝転がったときにまぶしかったのです。
結局、先に挙げた岐阜の会社の照明を購入し、4.5畳の和室に設置しました。
↑この写真は、照明を見せる用で、実際の明るさではありません。
2灯タイプに、60w電球色を使用しました。
付属のヒモを引っ張って、2灯→1灯→豆電球に切り替えられるのが、うれしいところです。
AKARIにはヒモがないので、それも問題でした。
電気のスイッチがない部屋なので、追加で部品を購入してリモコン式にしないと使えなかったのです。
4.5畳×60w(1灯と2灯)の明るさ
4.5畳の和室で、60wの明るさがどのくらいか、写真を載せます。
カメラには自動的に露出(明るさ)を補正する機能があるので、そのまま撮ると、実物の明るさと全然違うものになります。
画像編集をして、見た目と近い明るさにしたのですが、あまり自信がないような。
パソコン・スマホの画面の明るさでも見た目が変わりますし。
なんとなく雰囲気伝わればという写真です。
↓この写真が、60w×2灯の明るさに近いもの。
目が慣れてくるともう少し明るい感じがします。
↓1灯だと、このくらいの明るさかな。
使っている電球が、電球色なので、オレンジ色の光です。
60wの2灯は1,620lm。明るくはないけど、寝室だからOKかなという感じです。
こちらの照明は、100wをつけることもできるので、2灯で3,040lmも可能。
さきほど紹介した「LEDペンダントライトの適用畳数」に照らし合わせても、6畳も大丈夫そうです。
ちなみに、電球は近所のホームセンターで安かったのでアイリスオーヤマにしました。
照明の高さ問題
コードの長さは、最初は50cmなのですが、30㎝にカットしてもらいました。
コードの長さは、後からコードアジャスターで縮めることもできます。
床からぼんぼりまでの高さが170cmちょっとくらいなので、家族がたまに頭をぶつけていますが、紙風船のような感じで、今のところ互いにダメージはありません。
破けたら、ぼんぼりだけ購入することもできるみたいです。
目線と電球が近いので、60w2灯で、立って近くから見るとちょっとまぶしいです。
それなので、100w2灯は、立っていると結構まぶしいかもしれないなと思います。コードを調整して、上に持ち上げたらいいかもしれません。
ぼんぼりの直径は39cm。
4.5畳に設置するのに、ちょうどよい大きさだと感じました。大きいと感じる人はいるかもしれないけど、小さいと感じる人は少ないかもしれません。
AKARIだと、「AKARI 37D」が近いサイズになるのでしょう。
結果的に、AKARIを買わないという選択になってしまいました。
今回の購入品は、今のところ、寝転がったときにまぶしい問題が解消され、雰囲気もよくなったので、買ってよかったかなと思っています。
調べていて、AKARIのスタンドランプもいいなぁと思ったので、やがて、AKARIも別の形で我が家にお迎えするかもしれません。