よりよい日々を

毎日がよりよい日々になるように。本・美術・手芸・素敵なモノや街のスポットについて書いています。

実際に使ってみて、おすすめの多肉植物の育て方の本

数か月前、多肉植物の育て方の本を2冊購入しました。

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他にも、書店には数冊、多肉植物の本がありましたが、この2冊を選びました。

結果、2冊買ってよかったという感想です。

 

もし、どちらか1冊、多肉植物の本を買うなら、

屋外で本格的に育てたい/たくさんの種類を見たい

→鶴仙園・靍岡 秀明『これでうまくいく!よく育つ多肉植物BOOK』

インテリアの一部にしたい

→松山美紗『はじめての多肉植物栽培』

がおすすめです。

 

『これでうまくいく!よく育つ多肉植物BOOK』の感想

↑Amazonで試し読みができます。

 

創業90年のサボテン・多肉植物の専門店・鶴仙園による多肉植物本です。

 

最初の30頁くらいで、「多肉植物とは?」「植物選びのポイント」「置き場所と水やり」など、共通する内容が紹介されています。

 

パート2で、多肉植物とサボテンが500種類紹介されています。各属に分類され、月別の栽培カレンダー、育て方のコツが載っています。

 

専門家による育て方の紹介+たくさんの種類が載っている図鑑的な要素で、Amazonのレビューでも高評価でした。

 

しかしながら、後述のとおり、不安要素があったため、もう1冊購入することになります。

 

『はじめての多肉植物栽培』の感想

↑Amazonで試し読みができます。

 

こちらは、カバーも中身のデザインも、今どきな雰囲気の本です。

 

先ほどの1冊ではなく、どうしてこちらも購入したのか?

それは、『これでうまくいく!よく育つ多肉植物BOOK』が、私には本格的すぎたためです。

たとえば、『これでうまくいく!よく育つ多肉植物BOOK』は、外の温室で多肉植物を育てることが前提になっているなど、インテリアの一部として多肉植物を育てたい私とは方向性が違う感じ。

屋外で育てるのが一番なのはわかったいるのですが、どうしても室内で育てたい…。

 

一方、『はじめての多肉植物栽培』では、「室内で育てるにはどうしたらいいか?」や、室内での飾り方が紹介されています。

 

なぜ、2冊購入したのか

ただ、『はじめての多肉植物栽培』の1冊だけでも、ちょっと物足りない感じがしたので、両方購入しました。

 

11の属では足りない

『はじめての多肉植物栽培』は、最初に「11の属の多肉植物・サボテンの紹介」があります。

そこで、それぞれの属は、育生時期の違いによって「夏型種」「春秋型」「冬型」に分類されています。

 

続くページで、月ごとに、「春秋型」「夏型種」「冬型」別で、水やりの頻度、置き場所、肥料などが紹介されています。

 

つまり、まずは、自分の育てている多肉植物が、「春秋型」「夏型種」「冬型」のどれにあてはまるのか調べないといけないのですが、「11の属」だけだと、手持ちの多肉植物がカバーできないことが想定されます。

実際、私の家にはそこまで多く多肉植物はありませんが、この本には掲載されていないものがありました。

 

そこで登場するのが、『これでうまくいく!よく育つ多肉植物BOOK』。先ほど紹介した本ですね。

こちらも、属ごとに「春秋型」「夏型種」「冬型」が紹介されています。

多肉植物とサボテンが、500種類も載っている本なので、たいていのものは見つかります。

 

というわけで、

  1. 『これでうまくいく!よく育つ多肉植物BOOK』で、「春秋型」「夏型種」「冬型」を確認する。
  2. 『はじめての多肉植物栽培』で、育て方を確認(迷ったときは、『これでうまくいく!よく育つ多肉植物BOOK』も参考に)。

という流れでやっています。

「〇〇型」は、ネット検索して出てくる場合があるので、それで対応してもよいかもしれません。

 

2冊あってよかったこと

『はじめての多肉植物栽培』は、見た目軽そうな感じですが、中身はそんなことはなく、説明が細かくて、初心者にはわかりやすい本だと思います。

たとえば、「春秋型」の7月の水やりは、「15日に1回」というふうに具体的に書かれています。

場所によって変わるんでしょうけど、そんなもんでよいのか!と目から鱗でした。

 

『これでうまくいく!よく育つ多肉植物BOOK』だと、「用土が中まで乾いたら、3~4日後に」といった感じで書かれているので、「15日に1回」が心配になってきたら、土をほじくり返してみたり。

 

それぞれ読み比べて、自分のやり方を研究しています。

 

あと、『はじめての多肉植物栽培』は「Q&A」がよかったです。多肉植物に虫が発生してしまい、困ったことがあったのですが、紹介されているやり方で駆除できました。

 

さらに本格的に育てるぞ!というときには、『これでうまくいく!よく育つ多肉植物BOOK』が役立つのだと思いますが、今のところは、図鑑みたいな感じで、主に使用しています。

多肉植物って種類が豊富で、ネット検索してもあまり情報が出てこないものもあるんですよね。名前と写真はでてきても、育て方は情報なかったり。

この本には、属ごとに、育てる難易度や育て方が書かれているので、この多肉植物は、私でも育てられそうか?を調べるのに重宝します。

 

 

というわけで、もし、多肉植物の本を1冊買おうか迷っているなら、

屋外で本格的に育てたい/たくさんの種類を見たい

→『これでうまくいく!よく育つ多肉植物BOOK』

 

インテリアの一部にしたい→『はじめての多肉植物栽培』

 

がおすすめという話でした。

 

私は2冊買ってよかったです。