実際に、鼻炎の手術を受けて感じたメリット・デメリット、かかった総額の費用と通院回数について書きます。
長年、鼻炎に悩まされていたので、「鼻のクリニック東京」で後鼻神経切断手術・下鼻甲介の日帰り手術を受けました。
現在、手術してから半年以上経過しています。
※あくまでも、個人の感想(口コミ)です。手術には個人差がありますし、合併症等の危険性もあります。手術を受ける際は、医師にご相談ください。
鼻炎の手術のメリット
鼻炎の手術のメリットは、手術後すぐには感じられませんでした。
手術後は、鼻の中に、手術による出血で固まったかさぶたがあり、すぐには鼻が通りません。
徐々に快復して、次のような鼻の変化を感じるようになりました。
眠りがすごくよい!
鼻炎の手術をしたことで一番のメリットに感じたのは、睡眠の改善です。
私は小さい頃から「よく寝る子」と言われ、休みの日は12時間以上寝るのが普通でした。
大人になっても休日は平均11時間睡眠、ひどいときには、さらに昼寝(というより夕寝)をしていました。
しかし、鼻の手術をしてから、「すごく寝た感じがする!」ようになったのです。
鼻炎の手術後、休日8時間くらいの睡眠で足りるようになりました。
休みの日、目が覚めて時計の針を見ると、まだ8時半。
「あれ、すごく寝た感じがするんだけどな」という感覚。
休みの日に、8時に起きるなんて、今までの私の人生ではあり得ないことだったので、びっくりしました。
それまで、休日に長時間、寝ているせいで、昼夜逆転のリズムになりがちでした。
また、平日は寝足りず、日中に居眠りをしてしまうことも、度々…。
もし、私の寝すぎの原因が鼻づまりだったら、もっと早くに手術を受けておけばよかったです。
子どもの頃、朝のアニメは見られないのは、それほど困りませんでしたが、授業中の居眠りは大変悩まされました。
高校生の頃、缶コーヒー2本飲んでも、授業中、一番前の席で寝てしまってました。
子どもの頃に私の睡眠が改善されていたら、もっと成績よかったんじゃないかと思います。
テストの点数はよくても、「授業中の居眠りのせいで、評価が下げられたかも」と思う科目もあったので…。
睡眠の質の問題は、長年の悩みでした。
それが手術をしてよくなったのです。
もし、タイムスリップしたら、子どもの自分に鼻炎の手術を受けさせたいくらいです。
口が乾かない!
職場に、600mlの水筒を持って行っています。
鼻炎の手術をするまで、水600mlでは足りない日も、よくありました。
ちなみに、デスクワークで、あまり話さなくてよい仕事です。
それが、手術後、帰るときの水筒が重いこと!
鼻炎の手術を受けるまで、仕事中に、水をたくさん飲んでいたことに気づきました。
不安が減った
鼻炎の手術を受けるまで、ティッシュを持っていないと、すごく恐怖を感じました。
出先で忘れていることに気づき、コンビニでポケットティッシュを買うこともありました。
手術後の今でも持ち歩いていますが、ティッシュの減りが遅くなりました。
それと、人と話していて、鼻水出てたらどうしよう?と不安になることは、全くなくなりました。
鼻炎の手術のデメリット
ここからは、鼻炎の手術を受けて感じたデメリットです。
においがわかりすぎる
鼻が人生で一番とおっていますので、においがよくわかります。
「このコーヒー、こんないいかおりだったんだ」は幸せですが、街中で感じるタバコの臭い、他人の体臭は、辛いです。
通勤途中にある喫煙所の存在に、鼻炎の手術をしてから気づいたこともありました。
気づかないほうが幸せ、なんてこともあるかもしれません。
手術後も鼻がつまることもある
手術をしても、たまに鼻が少しつまることがあります。
花粉が多く飛んでいるときや、風邪を引いたときです。
家族に訊いたら、いびきも、たまにかいているみたいです。
気になったときは、鼻うがいをして、すっきりしています。
鼻炎の手術をしたら、いつでも完全に鼻がとおるというわけではありません。
声が変わったらしいです
手術前に医師から、「手術後、声が変わることがあるよ」 と言われました。
私は自分の声の変化に、とくに気づかなかったのですが、
手術後、一人の人から「あれ、なんか、いつもと声ちがうよね?」と指摘されました。
私の声の変化に気づいたのは、その人一人だけです。
その方は、音楽の仕事をしていた人なので、耳がよいのだと思います。
ちなみに、どんな声の変化か聞いてみると、「低音の響きがよくなった」とのこと。
私にとってはデメリットではないですが、声優さんなど声の仕事している人は困るでしょうね。
鼻炎の手術でかかった費用・通院回数
日帰り手術でしたが、費用と時間はどうしてもかかります。
総額の治療費・薬代は、約12万円かかりました。
そのうち、手術費用は9万円くらいです。
高額療養費申請後の金額です。
その他に、交通費や鼻うがいの器具を買う費用がかかりました。
手術を受けるための通院の回数ですが、
- 手術前の通院が4回
- 手術が半日(日帰り手術)
- 術後の通院が3回(1年後にさらに1回)
ということで、全部で9回です。
仕事をしているので、なるべく休みの日に通院するようにしました。
それでも、平日でないと受けられない検査などがあり、治療のために有給休暇は、全部で4回取得しました。
鼻炎の手術から半年経って、思うこと
「鼻炎の手術をしてから、眠りがよくなった!」という口コミを見たのが、手術を受けるきっかけでした。
結果として眠りの質が改善されて、大正解でした。
時間とお金がかかることが、鼻炎の手術の最大のデメリットだと思います。
それでも、ずっと鼻炎に悩まされたり、鼻炎の薬を飲み続けるよりはよいかなと、私は思います。
こんなに改善されるなら、鼻炎の手術をもっと早くに受ければよかったと思ったくらいでした。
↓【鼻炎の手術】通院・手術の体験記です。なるべく詳しく書いたので、イメージが湧くと思います。