私は里帰りせずに第一子を出産する予定です。
住んでいる家から実家へは車で3時間以上。
義両親も車で2時間以上かかる他県に住んでいます。
産後の家事や買い物のサポートのために、親に来てもらう予定もありません。
今回は、私が里帰り出産しないことを決めた理由について書こうと思います。
夫と育児を一緒にスタートしたい
子どもを育てるにあたって、夫婦の子ですから、実家の母とではなく、夫と共に育児をスタートしたいと考えていました。
もちろん、里帰りから戻ってから、夫に育児に参加してもらうという方法もあるかと思います。
私の場合は後述する理由から、里帰りせずに出産するほうが、自分にとってよい環境で出産・育児ができると考え、里帰りはしないことにしました。
夫が育休を取得できる
ネットを見ると、まだまだ男性の育児休業を認めていない会社が多いようですね。
夫の勤め先は、男性の育児参加に理解があって、育児休業申請もすんなりと承諾されました。
夫は育児休業を約3ヶ月間取得する予定です。
私自身は、「産後の母体の回復は約2ヶ月くらい」と思っていたので、「最低2ヶ月の育休の取得」を夫にお願いしていました。
その後、夫の希望や仕事のスケジュールなどから、約3ヶ月になりました。
実家の母の負担が増える
父は単身赴任をしているので、実家には母が一人で暮らしています。
私の母はフルタイムで働いています。
そのため、私が里帰りをすると、いつもの仕事や家事のほかに、母へさらに負担がかかることになります。
お金のことも気になります。
夫が育児休業を取得した場合は、開始から180日までの間であれば、お給料の約67%が育児休業給付金として補てんされます。ありがたいことです。
一方、母が産後の私と赤ちゃんの世話のために仕事を休んだところで、給付金は出ません。
また、実家では室内で動物を飼っているので、その影響も気になりました。
母といるとストレスを感じる
正直なところ、母と一緒にいるよりも、夫といるほうが私の心が安定するように思います。
とくに産後は、メンタルが弱くなることが多いみたいですから、ストレスのより少ない環境で過ごしたいものです。
他の方の話で、里帰り出産をして、実母とケンカをしたという話を時々聞きます。
私自身も妊娠中、母のことをちょっとストレスに感じることがありました。
たとえば、現在、妊婦帯をつけることは賛否両論あります。
そのこととその理由を伝えても、母が「妊婦帯つけないなんてありえない! そんなんじゃダメよ!」と電話で長々話してくるので、この人面倒だなと思いました。
確かに、子育ての経験がある母から、教わるべきことは多いのかもしれません。
逆に、子育て経験があるばかりに、母が古い知識や経験に固執する可能性があります。
自分が正しいと思い込んでいる母と育児の方法を議論するのは、産後の自分のストレスになると思いました。
産院の選択肢が減る
私が今住んでいる地域では、産院は選びたい放題なくらい沢山あります。
他方、地元で分娩が可能な病院は、4院くらいです。
病院が少ない地域に実家がある方からしたら、恵まれているほうだとは思います。
それでも、たとえば、地元には無痛分娩ができる産科はないです。
地元の産院から、大学病院を除くと、残り3院。
さらに評判が悪い産院を除くと、残り2院になります。
どうしても病院が少ない分、選択肢は減ります。
コロナによる里帰り出産の制限
新型コロナウイルス感染対策のため、地元の産院では、他県から来た人は、県内で2週間以上滞在してからでないと、診察が受けられないようです。
「里帰り出産のために地元へ戻り、その後すぐに何かあっても病院で診察してもらえない」というのは心配でした。
また、「1ヵ月検診までは、流行地に滞在した人との接触は避けるように」というルールがある産院もあります。
「流行地」の定義が不明ですが、生まれてすぐの赤ちゃんを夫に見せることができないのは避けたいなと思いました。
以上の理由から、私は里帰り出産をしないことを決めました。
とくに、夫の育休取得と母親との関係性が決め手となりました。
産院に前金を預けた後も、母は「里帰り出産してもいいんだからね!」と度々話してきました。
義母も里帰り出産しないことが心配なようで、「自分の息子が産後に役に立つのか?」と尋ねるメールを夫に送ってきました。
どちらかというと、里帰り出産しないことに反対されているみたいです。
世の中には「里帰り出産しないのは親不孝」だという意見もあるようですが、とくに気にしてません。
二人の母には、「何か困ったことがあったら相談します」と伝えています。
出産はこれから。
また、落ち着いたら、里帰りしない産後の状況について書こうと思います。