日本民藝館で1年に1回行われている「日本民藝館展」に行ってきました。
購入できる新作公募展
「日本民藝館展」は新作公募展なのですが、
会期中、出展作品を購入することができます。
「入選作品」は展示のため予約販売、会期中に購入の予約をし、1月に引き取りに来るか、発送してもらいます。
「準入選(入選に至らなかったもの)の作品」は即日販売、購入したその日に持って帰ることができます。
これは早く行って、自分が欲しい作品を確保しなくては…!
というわけで、例年、会期初日の早い時間帯から長蛇の列になるらしいです。
2021年はコロナ禍での開催ということで、日時予約制で入場チケットが販売されました。
私はチケットを取り忘れていて、1日目の15時の入場となりました。
果たして、私が手に入る作品は残っているのかしら…?
初日15時の様子
結論から言うと、入選作・準入選作を購入しませんでした。
15時だと残っているものは、サイズが大きいものや高価なものがほとんどでした。
最初、これなら私も買えるかもと思った急須や箸などが数点ありましたが、それもすぐに購入者の名前が掲示されました(予約済みがわかるように、作品名の近くに購入者の名前が書かれたシールが貼られます)。
焼き物の購入は1人2点に制限されていますが、それ以外はとくに制限がありません。
15時の状況がこんな感じなので、何か購入したいのなら、やっぱり朝早く行ったほうがよいのだなと思いました。
購入はできなくても、入選した作品ってこういうものなのかと間近で見られますし、多くの物は手に取ることもできて、貴重な体験でした。
2021年日本民藝館賞は、石川昌浩さんの「吹きガラス大皿」でした。
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写真のとおり、とても大きなガラス皿です。
新しく改修された大広間のガラスケースの真ん中に、このお皿がドンと鎮座されていて、その光景に「いいなぁ、この感じ」と一人ゆるまりました。
ちなみに、こちらの大皿は民藝館が購入します。
結局、買って帰る。
新作公募展と常設展を堪能し、最後に売店でお土産を買って帰りました。
五十嵐元次さんのお皿と石川昌浩さんのコップ。
このチョイスは、ガラスのこのくらいの大きさのコップがちょうど欲しかったのと、日本民藝館賞の大皿を見て、シンプル イズ ベストと感じたからでしょうか。
作家名で購入を決めた訳ではなかったのですが、結果として、2021年日本民藝館展のよい記念になりました。
どちらも大切に使おうと思います。