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平成生まれによる「未来少年コナン」が何故こんなに面白いのかについての考察1

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「未来少年コナン」を先日初めて観ました。

宮崎駿の長編アニメであることくらいしか予備知識がない状態だったのですが、おもしろくて、ハマってしまい、3日間で全26話を観てしまいました。

「未来少年コナン」がどうしてこんなに面白いのかについて、考察しようと思います。 

以下、ネタバレがあります。

「長編アニメ」だからこその面白さ

「未来少年コナン」は、長編アニメーション作品ということで、まだまだ終わらない面白さがあると思います。

「未来少年コナン」は全26話(各30分)で、上演時間が全体で約13時間もあります。

もし、これがアニメ映画だったら、2時間くらいにまとめないといけません。

 

実は、「未来少年コナン」にも123分の劇場版があります(監督は宮崎駿ではありません)。

この劇場版、ネットの口コミを見ると、「テレビアニメ版を冒涜している!ひどい!」など、評判が悪いです。

 

もし、最初から「未来少年コナン」が2時間のアニメ映画の企画だったら、次のどちらかの方法を取ることになると思います。

ほぼ同じあらすじのまま、話の展開に関係のないエピソードなどを省略

第13話くらいまでの内容で終了

 

第13話「ハイハーバー」では、コナンたちがラナを、ラナの故郷ハイハーバーへ送り届けます。

そして、コナン、コナンの親友ジムシィも、ハイハーバーの人々に温かく受け入れられ、めでたしめでたし?…という雰囲気になります。

しかし、「未来少年コナン」は全26話。

「えっ、このあと残り半分、どうするの?」と思ってしまいます。

 

第14話「島の一日」で、ジムシィがオーロの豚を盗んでしまった話になります。

今後は、野生児であるコナンとジムシィが、どうやって社会生活に適合していくのかという物語にシフトしていくのかと予想しましたが、その予想は外れました。

その後、ハイハーバーが戦地となり、ラオ博士救出、ギガント復活という、さらなる盛り上がりで視聴者を楽しませてくれるのです。

 

2時間のアニメだったら、「めでたしめでたし」になっていたその先まで、「未来少年コナン」では見せてくれるように思いました。

また、テレビアニメ版を省略した劇場版が不評だったように、どの回のエピソードも捨てがたい内容になっています。

高い壁を作り、その壁をいかに壊すか

コナンは、人並み外れた身体能力を持ち、銃弾が当たらないなど、無敵です。

モンスリー「インダストリアの弾も当たることがあるのね」

しかし、主人公があまりにも強すぎると、話が進みにつれて「どうせ主人公が勝つでしょ…」となりがちです。

「未来少年コナン」では、「どうせ主人公が勝つんだろうけど、こんな苦境でどうやって勝つんだ⁉」という疑問に答えてくれる面白さがあると思います。

 

まず、敵の見せ方が上手いと思います。

たとえば、第24話「ギガント」で、ギガントが復活したときに、ギガントの周りを何度も旋回する飛行艇ファルコ。

ファルコの小ささとの比較で、ギガントの巨大さを強調することで、「こんな敵に勝てないでしょ…」という気持ちを視聴者に起こさせます。

 

そして、強い敵に、主人公の無敵さだけでなく、理にかなっている戦略で勝つ

そこが、斜に構えがちな視聴者をも飽きさせない理由だと思います。

 

たとえば、ハイハーバーがインダストリアに攻められたさいに、インダストリア側が、インダストリアに帰るための唯一の手段であった軍艦ガンボートを、コナンたちは爆破します。

そして、ガンボートの代わりとして白羽の矢が立ったバラクーダ号まで、コナンたちは爆破しようとします。

インダストリア側の交通手段が限られているという弱みを突いた戦略です。

 

ギガントとの戦いでは、コナンたちがギガント内部へ侵入し、内側から破壊するという方法で敵を倒しました。

この戦いも、ギガントの巨大さに対し乗組員が少なく、配置が手薄になっているという相手の弱点を攻めたものになっています。

 

冒険物語は、主人公をいかに苦境に立たせるか、そして、いかに這い上がらせるかが見どころだと思います。

「未来少年コナン」は、その見せ方が上手いなと思います

 

42年前のアニメだけれども…

まだまだ書き足りないので、考察2へ続きます。

ちなみに、私は元々ジブリ作品は好きでしたが、平成生まれでリアルタイムの世代ではありません。

「未来少年コナン」は1978年放映のアニメのため、OP・EDの曲や声優の声、キャラクターデザインなどに古さを感じました。

しかし、42年前という古さを超える、面白さがあると思います。

 

2020年5月よりNHKでも再放送され、再注目されること間違いなしだと思います。

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●考察2●
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