3月になると、お花屋さんで見かける黄色いふわふわとしたお花「ミモザ」。
春の訪れを感じて、なんだか気持ちも温まりますね。
でも、「ミモザ」って実はオジギソウのことみたいです。
また、お花屋さんでは、「3月8日はミモザの日」と宣伝されていますが、「ミモザの日」とは何でしょうか?
「ミモザ」は、実はオジギソウ?
「ミモザ」という名で知られているこの黄色い植物は、「フサアカシア」という和名の植物です。
厳密には、この花は「ミモザ」ではありません。
「ミモザ(Mimosa)」は、オジギソウなどマメ科オジギソウ属の植物の総称です。
「ミモザ」として知られている「フサアカシア」は、マメ科アカシア属でオジギソウではありません。
「フサアカシア」の葉がオジギソウに似ているため、オジギソウと間違えられて、「ミモザ」という呼称が広まってしまったらしいのです。
3月8日は何の日?
イタリアでは、3月8日の「国際女性デー」に、女性にミモザを贈る習慣があります。
「国際女性デー」は、20世紀初頭の女性の労働運動を基に、1975年に国連が始めたものです。
日本ではあまり知られていない記念日ですが、ロシアなど、この日を女性の権利を記念する日として祝日にしている国もあります。
「ミモザの日」でなくとも
花屋で「ミモザ」の横に、POP広告で「3月8日はミモザの日」と書かれていました。
こういったミモザの売り出し方は、
花屋や花器を扱うお店など、あちこちでされているようです。
恵方巻、ハロウィン、土用の丑の日…。
日本人は、お祭り、記念日が好きな人が多いですよね。
そこをとらえたマーケティングで、
この数年、イースターグッズもこの時季に見かけるようになりました。
ウサギや玉子のモチーフはかわいいけれど、イースターって何の日か私は説明できないです。
「3月8日=ミモザを贈ったり飾ったりの日」だけではなく、
女性の権利を獲得してきた歴史に思いをはせつつ…が理想なのかもしれません。
でも、歴史のことも商業的なことも、いったん忘れて、
とりあえず、ミモザいいよね!ってだけで買っちゃいましょう。
ミモザがあるだけで、すごくお部屋が明るくなりますし、
ミモザはものすごくかわいいです!
生花は2月下旬から4月頃までの季節だけです。
ドライフラワーやリースにもなります。
お花を飾るのにおススメの本
手軽にステキにお花を飾りたい方にオススメの本は、「NHK 趣味どきっ! 花と暮らす ~季節の花を日常に シンプルに生ける」です。
フラワースタイリストの平井かずみさんによって、簡単に、おしゃれに、花を生活に取り込める術が紹介されています。
1輪での生け方や、食器を使った生け方などは、初心者でも気軽にできそうですし、
写真がきれいで見ているだけでテンション上がります。
厚い本ではなく、薄い本(ムック)です。
辞典のような本を探している方は、他の本のほうがいいでしょう。
まず、気軽にはじめたいという方にオススメです。
私は花の生け方をまだまだ勉強中です。
しばらくこの本を片手に、いろいろ試したいと思います。