上野の東京都美術館で行われている「コートールド美術館展 魅惑の印象派」に行ってきました。
よかった作品やグッズ、混雑具合についての感想です。
専門的知識があるわけじゃないので、ゆるくお届けいたします。
よかった作品
ルノワール「桟敷席」
1874年の第一回印象派展に出品され、最初から評価の高かった作品だったそうです。
コートールド氏もこの絵を大変気に入っていて、音楽室に飾っていたとか。
とても美しい人ってこういう人なんだろうなと、うっとりしました。
マネ 「フォリー=ベルジェールのバー」
ポスターに使われている作品です。
この女のぼんやりしているような、冷淡なような表示を見て、
何を考えているのだろうと思いました。
なんだかちょっと悲しそうな感じもしました。
ゴーギャン「ネバーモア」
思春期の子どもがベッドで寝ていて、玄関で母親が近所のママ友と立ち話しているように見えます。
立ち話している母親の「うちの子ったら…」という声が聞こえ、まゆをひそめる少女。
少女が「わたしのこと、あれこれ言わないで!」と頭の中で叫んでいます。
以上は私の妄想ですが、少女の生命力みなぎる一枚です。
セザンヌの未完成、ルソーの税関
セザンヌの描き途中の風景画や、税関で働いていたルソーによる税関の絵も見られてよかったです。
混雑具合
土曜日の小雨が降った日の10時ごろに行きました。
チケットのもぎりの前では、ほとんど並びませんでした。
美術展にしては、男性が多かった印象です。
だいたい絵の前は、人が1列~2列で観ている感じでした。
展示されている絵も大きな絵が多いため、あまりストレスなく観ることができました。
グッズ売り場にも、人はそれなりにいましたが、人でグッズが見えないというほどではありませんでした。
上野に行くとき、雨はなるべく避けていたのですが、空いているならアリかなと思います。たまたまかもしれませんけど。
また、東京都美術館は、チケット売り場がいつも並んでいる印象があります。
この日も短い列でしたが並んでいたので、前売り券を買っておいて正解でした。安いですし。
グッズについて
行く前に、コートールド展について書いた記事に、画集と年表Tシャツについて書きました。
画集の透明フィルムによる説明は、全頁ではなく、一部でした。
また、画集の作りは凝っているような感じはありますが、特別感や高級感があるという訳でもなく、装丁は期待していたほどではありませんでした。
気に入っている作品があるなら買ってもいいんじゃないかと思います。
また、私が行ったときに、年表Tシャツの青っぽいグレーのもののLサイズは売り切れていたので、人気みたいです。
私も家族用にベージュよりのグレーの年表Tシャツを買ったのですが、パジャマにされそうでちょっと残念です…。
その他、コラボの紅茶やノートなど売っていましたが、特筆するものはないです。
まとめ
展示作品は有名だと思うのですが、同じ東京都美術館で行われていたクリムト展よりかは、ずっとお客さんたちが、アート好きな渋い方が多い感じがしました。
そのため、落ち着いて観られるかもしれません。
また、そういった客層を想定してか、グッズも「クリムト展」のソフビ人形ほど面白いものもなくという感じですね。
そんなことよりも、一番大切な作品は、どれも状態のよいものばかりですし、日本ではなかなか見れないものばかりで、一見の価値ありです。