先日、「活版TOKYO2019」に行ってきました
「活版TOKYO」は
活版印刷の魅力を伝えることを目的としたイベントで
活版印刷による紙モノなどのお店やワークショップが楽しめます
活版印刷というと「銀河鉄道の夜」
活版印刷というと
「銀河鉄道の夜」ですよね
「ジョバンニは何べんも眼を拭ぬぐいながら活字をだんだんひろいました」
というようにジョバンニは、活版所で活字拾いのアルバイトをしていました
活字は、当たり前ですが、いつも見ている字とは逆だし、小さいので
目的の字を探すのがとても大変です
今回のイベントで、販売していた活字の中から
自分の名前の漢字を探したときに、その大変さを実感しました
今から考えると、活版印刷で本を作るというのは、すごく気の遠くなる、手間のかかることだったんですね
実際行ってみて
「活版TOKYO2019」は
2019年8月30日(金)、31日(土)、9月1日(日)の3日間、神保町で開催していました
最終日の午前に行きましたが
早い時間だったからか、それほどお客さんも多くなく
ゆったりと楽しめました
紙モノ好きの方ならご存知のイベント
「紙博」と違うところは
「活版TOKYO」の入場料は無料
お客さんは「紙博」ほど多くないし
こじんまりとしていて活版印刷に特化していることでしょうか
「活版TOKYO」で購入したもの
緑青社のブースで絵葉書を購入しました
「緑青社」は、つるぎ堂の多田陽平さんとknotenの岡城直子さんが行っている活版事業です
次の写真の絵葉書は、つるぎ堂のものです
つるぎ堂のものは、ちょっと不思議な感じのかわいい動物の絵葉書が多くありました
また、次の絵葉書は以前購入したものですが
こちらはknotenのものでお気に入りです
knotenのほうは、自然の木々や鳥、飛行機などの人工物のシルエットを表現した
シックな絵葉書が多い印象でした
この白鳥の絵葉書の
静かで神秘的な夜の情景が
私の中の「銀河鉄道の夜」のイメージに重なります
凹凸や淡い色の発色、金や銀の箔押しなど
活版印刷にはデジタルプリントには出せない味があってよいですね
手間がかかるからこその美しさに心が惹かれる今日この頃です