刺繍入りの母子手帳ケースを作成しました。
チャコペン消えない問題が発生し、焦りましたが、なんとか消えて完成です。
刺繍について
刺繍は、前に「樋口愉美子先生の本を参考に、刺繍をやっています」という記事に書いたものです。
実は、この刺繍を始めた当初、本を入れる袋を作る予定だったのですが、途中で母子手帳のケースが欲しいなと思い、方針転換することにいたしました。
そのことで、5本の花を刺繍する予定だったのが、3本に変更になりました。
ケースの形
ケースの大きさは、母子手帳を入れても余裕が結構あります。通帳なんかも入ります。
ネットで「母子手帳ケース 作り方」で検索すると、ジッパー付きだったりジャバラだったり、高度な技術を要する作品がわんさか出てきます。
私には無理だな…と思い、スナップボタンがあるだけの単純な袋にしようと思いました。
スケッチブックに図面を書いて、「入ればOK」と単純に縫えそうな形にしました。
越前屋と無印良品の話
刺繍に使っている糸は、樋口愉美子『WOOL STITCH 素朴で優しいウール糸の刺繍図案』に指定されているものです。
最初、オカダヤやトーカイに行ったのですが、本の指定の糸がないんですよね…。
というわけで、初めて、東京駅近くの刺繍専門店「越前屋」に行ってきました(コロナ前の話です)。
「こんな一等地で手芸屋さんが!」とびっくり。
あとで調べると、越前屋は慶応元年創業の老舗で、店舗が自社ビルらしいです。納得しました。
中はさすが専門店ですね。売り場面積は広くはないけれど、糸の種類がたくさんあります。
本指定の糸もゲットできました。
布は、無印良品で購入したベッドシーツを使っています。
素材は、オーガニックコットン100%です。
いくらか忘れましたが、何十%オフと安くなっていて、手芸に使えそう、ということで手にしたものです。
オーガニックコットンの布を、近場で手っ取り早く手に入れる方法は、無印良品のベッドシーツが一番なんじゃないかと考える今日この頃です。
高校生のとき以来のミシン
今回、ミシンを久しぶりに使いました。
前回、ミシンを使ったのは、高校の家庭科でバッグを作ったときです。あのバッグはどこへ行ったのでしょう。謎です。
このケースを縫う直前に、要らない布で雑巾を縫ってみましたが、ミシン早いなーと改めて思いました。
早さは有難いとともに、恐怖でもあるので、一番遅いスピードに設定して縫いました。
それでも縫い目がガタガタ。うまく縫えるようになりたいです。
水で消えるはずのチャコペンが消えない…
そして、今回もう一つ問題が発生しました。刺繍の下書きで書いたチャコペンの跡が消えないのです。
刺繍をしなかった2本の花のチャコペンの跡が丸わかりで、誤魔化すこともできません。
水で洗うと落ちるチャコペンのはずなのですが、どうやら水で洗う前にアイロンをかけてしまったのがよくなかったみたい。
水に一晩つける、衣類用洗剤、食器洗い用洗剤、シミ取り専用洗剤、除光液…といろいろ試しましたが、なかなか綺麗にならない。
最後、「ワイドハイター EX パワー(衣料用酵素系漂白剤)」を、説明書きのとおり使用して、だいぶ落ちました! ありがとう、ワイドハイター!
この他にも、完成品を夫に「それ、折りたたんだ布じゃないんだ」などと言われてしまいましたが、めげません。これからも、自分がよければそれでOKの精神で手芸がんばります。